バスマットを選ぶとき、色やサイズは気にしても、素材まで確認する方は意外と少ないかもしれません。
でも、足を乗せた瞬間の感触や、水を吸い取る速さ、洗濯後の乾きやすさは、すべて素材で決まります。
ここでは、バスマットによく使われる素材の特徴を、ひとつずつ見ていきます。

ACRYLIC
アクリルは、実は吸水の優等生。
アクリル繊維は、繊維の断面に細かな溝を持っています。この構造が毛細管現象を起こし、水を素早く吸い上げます。
触れた感触はウールに似たやわらかさがあり、毛足の密度が高いものはクッション性も感じられます。耐久性にも優れ、洗濯を繰り返してもへたりにくいのが特徴です。
抗菌・防臭加工が施されている製品も多く、水まわりで使うアイテムとして理にかなった素材といえます。
当店では、SDS「実はすごいバスマット」やSDS「ニド」バスマットなどにアクリル素材が使われています。

POLYESTER
ポリエステルのふわふわは、乾きやすさの裏返し。
ポリエステルは合成繊維の中で最も多く使われている素材のひとつ。繊維自体が水をほとんど吸わないため、表面に留まった水分が蒸発しやすく、乾燥が早いのが大きな特徴です。
「ふわふわ」「もこもこ」と表現されるバスマットは、多くがポリエステル製。細い繊維を高密度に束ねることで、独特のやわらかい踏み心地が生まれます。軽量で洗濯にも強いため、こまめに洗いたい方に向いています。
当店では、THEバスマットシリーズや、M+home「わた雪のようなバスマット」「プレミアール」などに使われています。

COTTON
綿のバスマットは、タオルに近い安心感。
綿(コットン)は天然繊維の代表格。繊維の中心が空洞になっているため吸水性が高く、足裏の水分をしっかり吸い取ります。肌あたりがやさしく、タオルのような安心感があるのが特徴です。
合成繊維と比べると乾燥にやや時間がかかりますが、使い込むほど肌になじむのは天然繊維ならでは。リバーシブルで使えるタイプもあり、長く愛用できます。
当店では、となりのトトロや魔女の宅急便のギフト箱入りバスマット、素足快適「コットンリバース」などに綿100%素材が使われています。
珪藻土、最近は「やわらかいタイプ」もあります。
珪藻土は植物性プランクトンの化石からなる自然素材で、目に見えない無数の小さな穴(多孔質構造)を持っています。この穴が水分を瞬時に吸収するため、足を乗せた直後から表面がさらりとするのが特徴です。
硬い板状のイメージが強いかもしれませんが、最近は珪藻土の粒子を柔軟な素材に練り込んだ「やわらかいタイプ」も登場しています。踏み心地はクッション性があり、落としても割れない安心感があります。
当店では、PEANUTS「ハッピーバスタイム」やDickBruna「フェイスアイコン」の珪藻土入りやわらかバスマットがこのタイプです。
SUMMARY
素材ごとの特徴まとめ
吸水性:高い(毛細管現象で素早く吸水)
速乾性:やや早い
肌ざわり:ウールに似たやわらかさ、クッション性あり
耐久性:高い(洗濯を繰り返してもへたりにくい)
こんな方に:吸水性と耐久性を両立したい方。長く使えるバスマットを探している方。
吸水性:中程度(繊維自体は水を吸わないが、構造で水を保持)
速乾性:高い(乾きが早く、洗濯しやすい)
肌ざわり:ふわふわ、もこもこ系が多い
耐久性:高い(軽量で扱いやすい)
こんな方に:ふわふわの踏み心地が好きな方。こまめに洗濯したい方。
吸水性:高い(天然繊維の空洞構造で吸水)
速乾性:やや遅い(天然繊維のため乾燥に時間がかかる)
肌ざわり:タオルのようなやさしさ、使い込むほどなじむ
耐久性:中程度
こんな方に:肌ざわり重視の方。天然素材が好きな方。ギフトにも。
吸水性:非常に高い(多孔質構造で瞬時に吸水)
速乾性:非常に高い(自然蒸発で常にさらさら)
肌ざわり:やわらかタイプはクッション性あり
耐久性:中程度(洗濯不可の製品もあるため要確認)
こんな方に:とにかく速乾重視の方。足裏のべたつきが気になる方。
素材を知ると、選び方が変わります。
吸水性なのか、速乾性なのか、肌ざわりなのか。
何を大事にしたいかが分かれば、バスマット選びはぐっとシンプルになります。
次にバスマットを手に取るとき、ぜひ素材の表示を確認してみてください。
きっと、今までとは違う基準で選べるはずです。








